バンコク(タイ)での第三国開催、そして無観客試合と特殊な環境で決戦を迎えた日本。小野が骨折、中田英、中村、三都主が出場停止と、これまたいつもと異なる状態での戦いとなったが、引き分けでも予選突破が決まるとあってか、序盤から落ち着いたボール回しでじっくりと攻める。そして後半から鈴木に代えて大黒を投入すると、攻撃陣が活性化。開始1分には稲本、5分に柳沢、その1分後には小笠原と、立て続けに北朝鮮ゴールを脅かす。
そして迎えた73分、ドイツへの道が一気に開けた。その先導者となったのは柳沢。素早いリスタートから稲本がゴール前に放り込むと、そのこぼれ球に果敢に飛び込みダイレクトボレーで押し込んだ。長らく表舞台から姿を消し、今回の連戦でようやくチャンスをつかんだ背番号13。バーレーン戦ではチームを引っ張る好プレーでその存在を知らしめ、そして決戦となったこの試合では、ヒーローとなった。
対する北朝鮮は引き分けでも3位プレーオフ行きの可能性が残り、負ければ即座に敗退決定とあって、カウンター主体で日本と対峙した。無失点第一の戦い方でまずまずの試合運びを見せていたが、後半から日本の攻撃に勢いが出てきたことで危険な時間帯が続き、73分にはゴールを許してしまった。これで北朝鮮は前に行くほかなくなり、終了間際には隙あらばと裏をねらい続けてきた大黒にオフサイドラインをかいくぐられ、1966年以来となるW杯出場の夢は消えた(ISM)
*やりましたね〜ただ・・・キム・ヨンスの退場の場面!
確かに悪質だし1発レッドは当然ですが、田中の『かかと落とし』も炸裂してましたからね。イエロー出てもおかしくないので本番では気をつけて欲しいですね。